平成20年度 7月分NGO相談員事業従事報告書2 | |||||||||
●今月の照会・相談応対全体に対する所感等(注:具体的に記載して下さい。) | |||||||||
サミットが終わり、北海道は少し落ち着いた感があるが、学校教育を含め、環境への関心が高まっている。その中で、サミットの提言を受けて自分たちは何ができるのかということを考える機会も多く、学校現場からの相談や出張サービスの依頼も来ている。また、一般の人たちへ、国際協力の広報をしてゆく上で、日本国内が苦しい経済の中、なぜ海外で活動するのか?援助は本当に必要なのかという疑問も相談の中に含まれてきている。日本国内の状況も見極めつつ、NGO活動をするバランスや広い視野が必要と思われた。今後も、幅広い相談に対応できるよう | |||||||||
●今月貴団体が対応した照会・相談のうち、特筆すべき照会・相談事項を3件記載下さい(3件以上ある場合、追加して記載下さい。)。 | |||||||||
1 | NGO就職の相談について | ||||||||
相談 内容 |
海外で公益行政やNGOを学んでいるが、日本で国際協力の仕事に就くにはどのような方法があるのか教えて欲しい | ||||||||
対応 内容 |
国連のスタッフ募集情報や、JICAの国際協力推進員、市民活動支援担当などの仕事を紹介する。また、日本のNGO団体についても紹介をする。いずれにしても、就職先としては狭き業界ではあるが、関連の書物などについても説明をした。 | ||||||||
特筆した理由 | @国内のみならず、海外から直接の問い合わせがあったため A今までになく、この種のNGOへの就職に関する問い合わせが多かったため |
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2 | 国際協力と地域の福祉意識について | ||||||||
相談 内容 |
国際協力は海外ばかりに目が向いているようだが、国内の高齢者や障がい者福祉について目を向けないのは、どのようなものなのだろうか | ||||||||
対応 内容 |
国際協力といっても海外への支援と共に、地域との密接なつながりを構築している。たとえば、いらなくなった車椅子を修理して、海外に運ぶなどの活動で国際協力とつないでいる。世界と地域を見る視野の広さが大切ではないでしょうかという話をした。 | ||||||||
特筆した理由 | @直接国際協力に携わっていない人から国際協力への相談ということで特筆した A地域と国際は我々にとっても大きなテーマだが、改めて認識する機会となった |
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3 | ESDについての関心 | ||||||||
相談 内容 |
G8北海道洞爺湖サミット以来、国際と環境が取り上げられるようになったが、ESDについて関心がある。どのようなことで活動できるのはを教えて欲しい | ||||||||
対応 内容 |
2005年からはじまり、日本の提唱により「国連 持続可能な開発のための教育の10年」。日本国内での民間ネットワーク団体として、“未来をつくる教育”をかたちづくる試みに、世界とともに取り組む活動がESD。国際と環境の視点から地球を考えようというもの。事例などを含めて説明をした。 | ||||||||
特筆した理由 | @かなり関心の高いテーマであり、これからの北海道にも欠かせないキーワード A環境NGOにつながる相談も増えており、環境分野とのネットワークづくりが必要 |
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