平成20年度 1月分NGO相談員事業従事報告書2










●今月の照会・相談応対全体に対する所感等(注:具体的に記載して下さい。)
世界的な金融不安やアメリカの新大統領オバマ氏の就任、またガザ地区での問題など、さまざまな情報が日本に入ってきている中、学校現場や社会でも世界に関心が向いてきている。また環境の視点から地球のことに対する関心も高まってきており、まさに地球的な視点で地域の課題に取り組む姿勢が大切だと感じられた。我々も、さまざまな情報を収集し、また的確に発信してゆく必要性を感じた。またNGO相談員としての認知度も上がっているためか、北海道各地からの相談も増えてきており、メールや電話などでの対応をしている。幸いにして、NGO、NPO、ESD、環境など様々な分野で拠点となるところのキーパソンを抱えているため、迅速な相談対応、フォーローアップができているように思われる。引き続き、NGO相談員の広報業務にあたってゆきたい。










●今月貴団体が対応した照会・相談のうち、特筆すべき照会・相談事項を3件記載下さい(3件以上ある場合、追加して記載下さい。)。
1 寄付制度について
相談 内容 NGO活動をする上でどのような方法で寄付を集めることができるのか
対応 内容 アメリカの寄付制度と日本の違いなどについて説明をし、税制優遇措置について話をした。また実際にアメリカで行われているNPOによる公共サービスについても話して、NPOとしての公益性、透明性を高めることの大切さについても資料をもとに説明をした
特筆した理由 ①NGOとしての財政問題にかかわる相談が増えたため ②この相談を機に、2月には日本の寄付社会のこれからについて勉強会を開くため










2 アメリカと日本の地球温暖化対策について
相談 内容 アメリカのオバマ大統領になって、環境問題はどう変化してゆくのかを子供たちに説明をしたい。また、世界の温暖化について知りたい
対応 内容 世界のこれからの状況は分からないものの、地球温暖化の状況や、マスコミで報道されているアメリカの状況などについては説明をした。その上で、小学校では、実際にシュミレーターによる地球温暖化の状況から世界に関心を持ってもらうように、授業の時間で話させてもらった。
特筆した理由 ①日米関係の状況について関心が高く、外国事情の質問が多かったため ②小学校などの学校関係者からの相談が増えたのは今月の特筆事項だったため










3 学校教育のおける国際協力の意識づけについて
相談 内容 来年度のカリキュラム作成において、国際協力関係のプログラムを入れてゆきたい
対応 内容 年齢により手法はかわると思われるが、100人村ワークワークショップや、貿易ゲームで世界の違いを分かってもらう方法など、ファシリテート、ワークショップ、KJ法などについて説明をした。また、実際にはその地域の開発教育グループへの連絡など、フォローもこちらで対応するようにした。
特筆した理由 ①来年度のカリキュラム作りについて集中して相談があったため                                                    ②世界的な金融危機など、教育の中でも世界に関心が高まっている傾向のため