ハンノキは春が近付くといち早く花を咲かせる樹木です。葉が出る前に花が咲きます。
樹木の冬芽は芽鱗(がりん)に包まれていることが多いのですが、ハンノキは芽鱗がなく
裸のまま冬の寒さに耐えます。そうすることで暖かくなったらいち早く花粉を飛ばすことができ、
より多くの子孫を残そうとしているのです。
下向きに垂れ下がっているのが雄花序、上向きについているのが雌花序。
水辺や湿地が好きなので大沼にはたくさん生えています。根っこが水に浸かっていても全然平気。
本州では12月~2月頃花が咲くようですが北海道では3月に咲きます。
知らないと見逃してしまうような「花」ですね。