秋に入ると「ツリバナはもう開いたかな?」と毎年会話しているような気がします。
ニシキギ科で、その名のとおり長い柄に吊られて(ぶら下がって)花が咲き、そして実がなります。
6月頃咲く花は緑白色なのであまり目立ちませんが、秋になる実は赤く目立ち、
ようやく「あ、ここにもツリバナの木があったんだ。」と気付かされます 😀
果実は始め“ぼんぼり”のように丸くてとっても可愛らしいです。
熟してくると5つに割れてパッと開き、オレンジ色の種が顔を出します。
パッと開くものにはその勢いで種を飛ばすものや、下へ落とすものがありますが、
このツリバナはしばらく果皮から離れず、鳥に食べられるのを待っているようです。
自然を観察すると、植物それぞれに子孫を残す方法や知恵があり、なかなか面白いです。