本格的な研修の第一日目、羊毛コースからのスタートです!
まず、最初の講師の山口みのるさんから、ものづくりや羊毛とのかかわり方について、羊毛が毛糸になるまでのお話がありました。
その中でも、興味深かったのは、
「失敗してあたりまえ。失敗を通しても成功を通しても自分を知ることが出来る。それがものづくりの面白さ」
「モノを作るときはイメージを持って作るようにする。生きる時も同じ。作りたいものをイメージしておくと、そこへいたるまでの
行動力につながる」
「ものづくりを通して自分を知ることが出来るし、また人とつながることもできる」
というお話でした。
これからものづくりの研修を本格的に始めるにあたって、とても勇気づけられるお話だったと思います。
そして今日の研修内容は、
まずほぐしておいた羊毛を、カーディングする。
これはカーダーという道具を使って、毛を一方向に平らになるようにする作業です。
それからドラムカーダーという機械にかけて、長い平らな羊毛を作ります。
今度はそれを糸車にかけて、糸に紡ぎます。
そのほかに、既製品の毛糸や紡いだ毛糸を使って、かぎ針でくさり編みの練習をしました。
言葉で書くと数行の作業ですが、これができるようになるのがなかなか大変!
それでも皆なかなか器用で、数回機械に触れるうちに、だんだん毛糸が紡げるようになり、
編物が生まれて初めてだというメンバーも、しばらく黙々と作業に没頭するうちに、段々きれいな編み目が
できあがるようになりました。
ほとんどのメンバーが初体験の今日の作業。
まだくさり編みの段階ですが、まずはそれが基本!
8か月後には立派な作品ができあがるまで腕を上げられるよう、
頑張っていきたいと思います。