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シリアの思い出
2009年の10月にイギリスのNGOが主催する「follow the women」のイベントで中東のレバノン、シリア、ヨルダン、パレスチナを自転車でまわってきました。 このイベントは世界各国の女性たちが一同に集まり、中東を自転車でまわるというイベントで、私が参加したときは約230名の女性たちが集りました。 もともと、このイベントが始まったきっかけは、主催者のデッタレーガンさんが中東を旅行した時に、その素晴らしい景色に感動して、「この景色を見ながら大好きな自転車にのれたらな~」とつぶやいたのを中東の友達がきき、それなら「ぜひ自分たちの国のすばらしさを多くに人に見てもらおう!」と思ったことから始まったそうです。中東=テロ と危険のイメージがぬぐえない中、仲間に呼びかけこのツアーが始まったそうです。
2009年はまだシリアも内戦前で人々は平和に生活をしていました。私のシリアの思い出はとにかく景色がきれいいで人々が優しかったことです。どこに行っても沿道にはたくさんの人がいて私たちを応援してくれました。 でもそこにはいつも「アサド国王」の写真が飾られていました。今思えば「無理やり飾らされてていたのか、または国王側だったのか・・・」 いずれにしても、シリアで会った多くの人たちがどれだけ今生きているのだろう・・・ 写真をみるたびにそんなことを思ってしまいます。
今は早く、もとの平和で美しいシリアに戻ってくれることを祈るばかりです。